Small talk つれづれに近況報告です

ブログどころかSNSの更新も滞っておりましたがなんとか盛り返してきました!
1月から5月にかけて、とにかく打ち合わせて作って持ってってっていうのを繰り返していました。菓子製造業から営業届出を変えたせいで販売はディスプレイ用のみにも関わらずです。本当にありがたいです。
拠点にしてる住まいが渋谷近くという場所柄だと思うのですが、本当にラッキーなことだなと思います。

はじめはプロジェクト的な関わりでお世話になった専門学校でも担当範囲が増えて、他分野の講師の方々とお会いする機会もでてきました。

そこで、改めて自分の職業を説明するわけですが、なんだかいつもしどろもどろになるという。私の職業って一言でいうとなんだろう。っていう。
(いちお、ケーキデコレーターです。と挨拶しております。)

営業してたキッチンは引き払ってしまったのでケーキ屋でもなく、なんとか、継続可能な環境でケーキデコレーションにしがみついておりますが、果たして、食べないケーキにどうやって折り合いをつけたらいいのか。

ケーキデコレーションは「食べれるからこそのロマン」と、あんだけ言ってたのに、食べものを販売するのがあんなに大変だったなんて!!(←主に菓子製造許可を取れるキッチンのイニシャルとランニングのコストが)

「売れるものが作れる」と「それを売って良いか」は、食品においては別。

それでもラッキーに次ぐラッキーの連続でここまでやってこれたので、これからもラッキーに期待しております。楽しみつつ淡々と頑張っていきたいと思います。

ちなみに、観賞用だとしてもウエディングケーキをシュガークラフトで作る意味はちゃんとあり、
その昔、砂糖自体が高価で貴重な時代から、専門の職人によって作られるウエディングケーキは富や繁栄を象徴するアイテムで、祝福のアイコンとしての意味があるんですよね。
なので、シュガー装飾のウエディングケーキ、ケーキ入刀やウェルカムスペースにおすすめです。

シュガー装飾に対応してくれる挙式会場も徐々に増えてきてるようです。今、技術支援してる洋菓子店でもフォンダンカバー+シュガークラフトのケーキが出るようになってきたようです。

自分が埋もれてしまう心配を感じつつ、全体としては多様性や選択肢が広がっていて、憧れてた世界線がやってきているな〜という思いです。

来週お届けのウエディングケーキの微調整が悩ましく、うっかりまたダラダラと現実逃避。

今の作業スペースです。完全なる「ザ・台所」で作っているんですが、ステンレスのワークトップがとても気に入っています。